高山植物がいっぱい咲いていました。


2007年7月8日(火) 講師 宗像英明氏  

津岳のゲート前集合・教育委員会の車で烏帽子岳へ通じる入り口まで連れて行っていただき、楽チンであった。
本来はアスファルトの道を歩いていかなければならないのである。天気が良く真夏日になっていたので歩いていたら
大変疲れたであろう。個人の登山やグループでの登山者が見られ驚いた。昼食時にも所狭しとマウンテンパスに腰
を下ろして食べていた。たくさんの植物の名前を知ることとなったが、覚えていられないのでこのページに記録する


マルハヒレあざみ・マルバチがとまる エゾチドリ  蘭の仲間、種が小さい
フウロソウカ・葉がゲンノショウコに似ている 細長い塔の雌しべの先が開いている


北海道のイタドリ・本州のはハート型でない ウラジオタレ葉の裏が白い・恵山にもある
マイズルソウ葉が二枚になってから咲く・花の一つ一つが
鶴が舞っているような事からこの名がついている
ユリ科)
ミネザクラさくらんぼが出来ていた
ミネヤナギ・綿は真綿のような感触でタンポポのように飛ぶ ハンノキ中央下辺りに実がなっている


オオカサモチ・葉が柔らかい
大ハナウドやエゾニュー、ハマユー、エゾヨロイグサ、エゾアマ
ニューは、葉が硬い。カミキリムシなどがずけずけ歩いて受粉
ネバリノギラン
ゆりの仲間

オオカサモチの葉柔らかい
似ている大ハナウドやエゾニュー等は、葉が硬い

オオカサモチの花全体像/カミキリ虫などが
小さい花の上をずかずか歩いて受粉させる。



オオタカネバラ葉がハマナスの様にごわごわしていない

9月ごろ咲くリンドウ

エゾカンゾウ・花は一日で閉じる

黄色い花をつけるトウゲブキ・食べられない

ツマトリソウ・名の由来はいろいろあり

ワタスゲ・ミネヤナギの綿のように滑らかでない
ハクサンチドリがたくさん咲き終わりつつあった。エゾカンゾウとキスゲが同じ花であることがはじめて知った
湿原にワタスゲやエゾカンゾウが咲き誇り、谷地ボウズ(苔の仲間)も見られた。
植物の多様性ということを考えると広葉樹が多い方がよい。なぜなら葉が落ちて光合成のできる環境が作られるからである。
笹の中は暗くて光合成が出来ない。笹を切るようにするとマイズルソウなどが咲くようになるのである。非常にたくさんあった。
針葉樹は生活の為に必要であるが木下の環境がいつも暗く植物が育ちにくい。

ヒメスイバ、ヤマハハユ、ヘラオオバコ、シラカバ、ダテカンバ、ウラジロナナカマドの葉など・・・・
白樺は、7〜80年の寿命・光のあるところに生える。白樺林は暗いので次の種は育たない。移動する。
ダテカンバハ、300年くらい持つ。幹がごわごわしている。マカバ(ウダイカンバ)


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頂上・山岳団が
笹を刈り取っている

湿原の
綿毛とエゾカンゾウ

烏帽子岳に向かう

雲井沼



右に見える山は、駒ヶ岳
1167m

一番奥に活火山恵山が
見える

直ぐ目の前にある山は
袴腰岳とエゾカンゾウ

手前が袴腰岳
奥が泣き面山
830m

雲井沼
標高900m位


この日は最高の登山日和で、たくさんの方々が山へこられ、太陽をいっぱい浴びて、自然とのふれあいを楽しんでいた