東北旅行三泊四日

2007/09/19-2007/09/22

旅の目的

@9月1日に就航の運びとなった高速船「ナッチャンRera」に乗り,車で青森を走る事。
A県立美術館でシャガールのバレエ「アレコ」の背景画を観賞。
B三内丸山遺跡を見学
C津軽半島を一周
D鶴田の富士見荘に宿泊し野鳥撮影
E弘前市内(弘前公園、弘前城、ねぶた村を探索、翠明荘での昼食など)観光
Fマタギ亭「山のホテル」に宿泊(岩木山の麓)ー源泉かけ流し
G岩木山登山
H不老不死温泉に宿泊ー源泉かけ流し
I千畳敷海岸・日本一のイチョウの木・五所川原の立ねぷたの館・・高速船で戻る



19日朝5時半いつもより早い起床なので頭が痛かった。体がビックリしているのだろう。7時30分出航の高速船に乗るので6時過ぎ家を出た。出航40分前までに高速船専用のゲートへ車を移動させておくようにとの事であった。

外は曇り、肌寒くひんやりとしていた。高速船は41ノット(時速74km)で走行し、揺れも気にならない。ただ、全席指定で外へは一切出ることができないことがザンネンであった。フリースペースが前方にあって、応接セットのようなゆったりとしたソファーが置かれているので,空いているときは横になることも出来るかな?

ターミナル 高速船「なっちゃんRera」 エコノミー座席 二階にあるビジネス座席 女子トイレ内部

15分遅れで9時半に青森に着いた。(普通は1時間45分で着く)今までのフェリーは3時間45分で2時間短縮ということである。函館山,サイ島、岩木山、行き交う船、津軽半島、下北半島、山並みなど見え楽しめる。とにかく速い!



北国青森に栄えた、縄文時代前期から中期にかけての巨大縄文遺跡郡。全国的にも稀に見る巨大な縄文遺跡とした発掘当時より各分野から注目を浴びている。国特別史跡にも指定され、現在敷地内には復元された建物や資料館、公園等が揃っていた。小集団で狩中心という縄文文化の定説を覆した遺跡。


三枚の背景画を見るために立ち寄った。

<<あおもり犬>>左写真
2005年/鉄筋コンクリート像/850×670×900
この屋外空間のために作られた巨大な犬の立体作品。
隣接する三内丸山遺跡の発掘現場に着想を得た美術館建設に
呼応するように、この犬の下半身も、発掘された遺物のように、
地中に埋まっています。
美術館には、アレコホールがあって、20世紀を代表する画家マルク・シャガールによるバレエ「アレコ」の背景画の第1幕、第2幕、第4幕を展示してあります。1994年に青森県が収集したものです。
 ユダヤ人のシャガールは1941年、ナチの迫害から逃れるためにアメリカへ亡命し、この作品をは、新大陸の地で手がけた初の大仕事でした。この背景画の大きさに合わせてホールが作られたとか・・・・・
背景画のサイズは約9m×14mで正に巨大なものでした。
撮影は許されませんでしたのでお見せできないのですが、第一幕は「月光のアレコとゼンフィラ」第二幕は「カーニバル」第四幕は「サンクトペテルブルクの幻想」です。第三幕は「ある夏の麦畑」で、アメリカのフィラデルフィア美術館に収蔵されているそうです。
バレエ「アレコ」のあらすじ
文明社会に嫌気がさしたロシアの貴族の若者アレコは、自由を求めて
「ジプシー」の一団に加わり、そこで「ジプシー」の長の娘ゼンフィラと恋に落ちます。しかし、時がたつと浮気なゼンフィラは別の「ジプシー」の若者に心を移してしまいます。それを知ったアレコは、嫉妬に狂い、ゼンフィラとその新しい恋人を死に追いやり、最後には「ジプシー」の一団から追放されます。

津軽半島一周・・・・・・美術館を12時34分出発し、竜飛崎灯台に着いたのは午後1時46分でした。狭い海岸道路に人家があって車が走りずらい道でした。14:35竜飛崎を発って日本海側を走る。ここは竜泊ラインといい走りやすく景色も楽しめます。15:10 七ッ滝を発見、写真とる。小泊道の駅、砂浜海岸、ヘアピンカーブの連続、権現崎を通過し五所川原へ途中シラサギ、アオサギヲ沼地に発見。16:00前の出来事であった。ビックショットとなる。宿泊するつがる富士見荘到着は16:45

津軽半島竜飛崎 飛崎遊歩道から日本海を見る 七ッ滝


沼地にアオサギ 津軽富士見荘の裏手にある富士見湖


富士見湖の夕暮れは静寂の中とっても素敵であった。水が少なく野鳥も遠くにいて撮影は断念せざるを得なかった。この次に機会に期待しようと思う。二回目の宿泊であった。味付けが好みに合っている事と手ごろな料金で清潔である事がまたの宿泊を考えることになる理由である。