2009年1月3日  一泊二日の家族旅行 お正月料理   


道南の仙境   温泉旅館 銀婚湯   日本秘湯を守る会会員

 私の推薦できる温泉旅館です。豊富な湯と、もてなし、自然がいっぱい、源泉4本、5000坪の庭


落部川中流の中洲より湧出する道南屈指の名泉。発見はかなり古く、先住民族が狩猟の折々の常浴にしていた。
榎本武揚率いる幕軍の負傷者を湯治させ、顕著な効能があったと言うので一躍有名になった。
この頃は、熊笹の掘っ立て小屋であったと推察されるが、七飯峠下の川口福太郎氏が志しあって、大正14年5月10日に中州を開屈し、
熱湯大量湧出に成功。大正天皇銀婚の佳き日に当たり自分たちの銀婚式を重ね合わせて妻トネの発案で「銀婚湯」と命名。
温泉宿建設に思いをはせたものでした。
その後の難しい時期を妻トネの血の滲むような努力によって現在の銀婚湯の礎が築かれたのである。

赤い吊橋、樹齢1000年を超えるイチイの大樹、・・・・・四季折々に出かけたい温泉であった。


10:25  自宅を4人を乗せたハイブリットカーで出発。道路は夏と同じくアスファルトであった。1時間ほど走ると八雲、ハーベスター八雲で昼食。新年の初日ということでバイキング、70歳以上は半額で800円くらいであった。国道を入る
10kmは冬を感じさせる凍った道でした。

国道五号線から左に入ると両側にダテカンバの木の風景が続く。函館方向から走ってくると ハーベスター八雲の建物 私の昼食+オニオンのリング揚げ+フライドポテト+ゼリー紅茶+ミルクティー

13:00 撮影時間  14:00 銀婚湯へ・・・五号線に出て函館方向へ戻り右横道に10km入る

秘湯の温泉旅館『銀婚湯』前景 安らぐ木々の趣 つり橋を渡ると4個の野趣あふれる露天風呂


宿泊者専用:露天風呂道路標識立て札 露天の一つ:トチニの湯 樹齢1000年のイチイ


明るいうちに5000坪の敷地を散策し16:00温泉へ露天の温度がちょうど良かった。

夕食は、お正月料理であったため普段と違うそうだ。

夕食の肉鍋(昔を偲ぶ食材の内容であった) デザートと部屋へ持っていった饅頭


21:50  二度目の温泉に入り身体を温めて就寝 ぽかぽかでぐっすり寝られた。温風暖房は止めた。


二日目の朝 6:27 温泉へ 猫が静かに通り過ぎていくのが見えた。すぐ下方に落部川がながれている。
7:00 朝食     ゆっくり休んで、9:50銀婚湯出発 女将さんがお見送り。

厚沢部へ向かい江差に開陽丸を撮影したいとR、その後大沼公園へオオハクチョウ飛来の撮影。


開陽丸(沈没していたものの復元された船) 公園に飛来していたオオハクチョウ 胡蝶蘭

開陽丸(沈没していたものの復元された船)について
このステキな船が帆を張って走行する姿を想像していたが、たいした働きをしていないうちに江差特有の風で
座礁し沈没した事実を知りガックリ。開陽丸は1866年10月オランダでつくられ、1867年3月日本に到着しました。 それからその時の政府・徳川幕府の旗艦として働くのですが、徳川幕府が力を失い天皇が政治の実権を握るようになり、徳川の家臣たちは開陽丸を奪い北海道へ逃亡します。2年足らずの走行で沈没し、 108年後引き揚げられました。歴史を振り返って心地いい響きは返ってこない。