50年の空白を乗り越えオールジャパンの国産飛行機MRJ初飛行

2015年11月11日

 

この後、日本とアメリカで2500時間飛行しなければならない・・・ということである。夢を乗せて飛ぶ国産ジェットについて着陸後、テストパイロットの安村氏は「離陸速度に達したら飛行機が
『飛びたい』と、言っているような感じでふわっと浮き上がり飛んで行った。」と話されていました。「まさにシュミレーターの通り飛んでいた。トップクラスの操縦性と安定性があったと感じている。
素晴らしい飛行機が出来上がって皆様にお届けする確信を得ることが出来た。」と。


この光景は、この飛行機制作にかかわった人々が夢に見た瞬間であったに違いない。ここまでの道のりはどれほどの困難があったことだろう。
三菱重工の大宮英明会長は、21世紀の基幹産業の一つとなると期待している。部品の数100万等、自動車を超える航空産業に・・・・シッカリ売れてほしい!!!一機55億円
アジアとアメリカで407機、ヨーロッパでは今のところ注文なし。三菱航空機の森本浩通社長は、飛んで初めて評価される厳しい現実ですからと・・・・


この番組を見て初めて知った事
フランスのトゥールーズ(ヨーロッパ最大の航空機メーカー)エアバスは、一つの企業城下町を作っていて、年間300機を製造。コンコルドやほかの飛行機20機を並べ博物館を造り
観光を・・・・半年で入場者数10万を達成した。


日本のMRJのトゥールーズとして可能性のあるのは、MRJの生産地、中部地方だ。新たな動き、三重県で部品手掛ける町工場10社が共同でMRJなど航空機の部品を製造=共同工場
一か所に集約することで輸送コストや時間の節約ができる。MRJの部品を240点製造している加藤製作所の社長さんは、一か月かかったものが3~4日で出来るという。松阪市でやることは、
日本国内では初めての取り組み。国際競争に勝てると思う。


開発の遅れから過去何度も初飛行を延期、安全性を示す型式証明を取得するための手続きに手間取る。国土交通省は2013年10月三菱航空機と話し合いながら審査の手続きを進めてきた。欧米の航空当局に比べると経験が不足していることは事実。半世紀ぶりの挑戦なのである。


11月11日のテスト飛行の時は、機体のすぐ横で開発チームの方が円陣を組んでいた。テストパイロットの安村さんが乗り込んだ。大勢御人々に見守られMRJ滑走路に姿を現す。
感動!そしてついに飛び立った。拍手 拍手 拍手…カメラのシャッター音鳴り続ける。高度4500m 愛知県~1時間半の飛行を終えて戻ってきた。


型式証明を取得のため2500時間の飛行がこれからの課題。機内設計に関わり一号機購入を決めている全日空の飛行機が国内を飛行する日を楽しみにしている。

2007年の3月に見たテレビで、この飛行機に乗りたいと夢膨らませていたにもかかわらず、2019年の今もまだお披露目できていない。カナダの飛行機会社を買収してその技術を・・・・しようとしているのか
夢叶えるよう身を削るような努力をしているように感じているが待ち遠しい。